視能訓練士の延原です。3月29日から、田中眼科の訪問診療が始まりました!私個人としては、10年前からの目標だったので、この日を迎えられたことをとても嬉しく思います。院長をはじめ、看護師、事務員も含めて、スタッフ皆が眼科訪問診療の必要性を感じ、想いを一つにしてスタートできたこともすばらしいことだと思います。
“眼科の訪問診療”って何ができるの? と他職種の方にはよく聞かれます。今は、ポータブルの検査機器もあり、ご自宅や施設にいながら視力検査や眼圧検査、眼底検査、前眼部検査を行うことができます。必要な方には、眼鏡処方も可能です。もちろん、眼科でしか行えない検査もありますが、眼科の基本的な診療はご自宅や施設でも行うことができるのです。
今回、訪問させて頂いた患者さんも、診察後に目薬を追加処方したことで目が開くようになったり、在宅酸素を使用されていてもベットサイドの診療で身体に負担なく検査ができたりと、ご家族の方も大変喜ばれていました。また、ご家族には「見えん、見えん」と言われている患者さんも視力を測定するとよく見えていることが分かり、眼鏡を合わせ直しするとまたテレビを見ることができそうでした。
田中眼科の訪問診療は始まったばかりです。見え方から生活を支えるために、もっと効率よく、質の高い診療になるよう工夫をし、他職種の方とも連携できる訪問診療を目指していきたいと思います。浅口から眼科訪問診療のinnovationをおこしていきます!