視能訓練士の延原です。
先日、地域の高齢者の方に見え方の大切さを知って頂くための「目の話」の講話に、千歳会というサロンにお邪魔してきました。20年以上続くサロンで、地域での生きがい作りに長年貢献されていることに、大変感銘を受けました。
「続ける」って、本当にすごいなと思います。サロンへの参加率も高い。それだけ地域に根差したサロンなんだと思います。
さて、今回の講話の内容は「白内障」と「緑内障」というテーマでお話しさせて頂きました。特に緑内障は「怖い病気じゃな~」という感想が聞かれ、眼科検診の大切さを知ってもらえたようでした。
実際に白内障の手術を受けた方、家族が緑内障の方もおられ、実体験を参加者の方がお話ししてくださる場面もあり、皆さんで「見え方の大切さ」をしっかりと話し合うこともできました。
その他にも、糖尿病と眼科検診について、眼鏡についてなど質問が次々にあがり、予定時間を大幅に過ぎてもお話しはつきませんでした。それだけ、皆さん「見え方」に関心があるということだと感じました。
“年をとったら見えんのが当たり前”ではなく、まずはご自分の見え方に関心をもつことが大切です。
今回の講話が、より良い見え方で地域で生き生きと暮らしていくためのきっかけとなり、眼科を身近に感じていただける時間となったのではないかと思います。