視能訓練士の延原です。11月29日に、田中眼科に通院されている視覚障害の患者さんのピア交流会を開催しました。昨年に続き、元板前の患者さんによる料理教室「みんなで、助六寿司!」。
今回は、視覚障害者の支援に熱心に取り組んでおられる金光図書館のスタッフの方と浅口市の音訳ボ
ランティア はるか会の方とのコラボで、とても賑やかな会になりました。
見えにくさは人それぞれですが、皆さんとても器用に料理をされていました。お米を3升炊き、巻き寿司を20本、いなり寿司を60個作りました。地元寄島の脂ののったチヌのお吸い物も絶品で、とても美味しかったです。
視覚障害は外見からは分からないので、患者さん同士で見えにくさをお互いにお伝えしたりする場面もありました。自分の見え方を説明できるのも大切なことなんです。
金光図書館の方やはるか会の方からもとても有益な情報提供があり、参加者の皆さんもとても勉強になったようでした。いろいろなサービスや有益な情報があっても知らなければ利用することができません。今後もどんどん、いろいろな方と有機的な連携と情報発信ができるような取り組みを田中眼科で行っていきますね。
次回は、患者さんからリクエストがあった「防災飯」の交流会を開催する予定です。今年岡山県であった豪雨災害を教訓に、見えにくい方の避難をどうするか、避難所ではどうするか、自宅でできることは何か、そんなテーマで皆さんと学びたいと思います。「飯」がつく会なので、もちろん食事つきです。どんな美味しい防災飯ができるのか、今からとても楽しみです。